有機野菜:無農薬ジャガイモB

・ジャガイモの収穫
下葉2枚くらいが黄色くなってきたら収穫期です。
これより早く新じゃがを摂りたいときは、5月下旬頃から、そっと株の下の土を取り除き、大きい芋から取っていくことも出来ます。
彫り上げた芋は、日陰の風通しがよいところで2、3日よく乾かし、余分な土を払い落としてから保存します。
小穴をあけたダンボール箱に入れて、位ところで保存すると、伸びた芽をかきながら2月まで使えます。

・ジャガイモの病虫害対策
葉が茂ってくると、葉に虫がついたりもしますが、畝間、株間が十分にとってあれば、目立つほどの被害にはなりません。
気にせず見守ります。輪作が確かならば、大きな被害になる病気もないようです。


・無農薬野菜栽培のための土
無農薬野菜の根の発達に大切に団粒構造の土のほとんどは岩石からできていますが、粒子が非常に細やかなために、それだけでは次第に固まってしまい、有機作物は思うように育ちません。
耕作をするためのよい土や土壌とは、植物が根を自由にのばすことができ、しかも植物の生育に必要な空気と水がほどよく含まれている土です。
このため土壌には、過湿にならない排水性と、日照りが続いた時に乾きすぎない保水性が必要です。
粒子の細かい砂や年度に有機質を入れることは、肥料としての効果ばかりではなく、団粒構造を発達させ、前述した2つの条件を満たすことにつながります。

有機野菜:無農薬ジャガイモA

・ジャガイモ種芋の栽培ポイント
ジャガイモ種芋は2月中旬から3月上旬ごろまでに植えます。
よく晴れた日の日中に種芋を切り、切り口を太陽に当てて2〜3時間乾かします。
東西に掘ったまき溝に種芋をおき、土、堆肥、わらをかぶせて、最期は厚めに土を盛っておきます。
この土は、発芽するころには地面と同じ高さになっています。
4月中〜下旬ごろ、発芽しはじめます。
5月初旬ごろ、地上5〜6cm伸びたときに、芽かきをします。
勢いよく芽を出した大きい茎のものなら2本残し、少し発育不全のものは1本だけ残します。
芽かきをする時は、抜く芽を指の間から出して、地面を手のひらで押さえ、他の芽を傷つけないように気をつけて一気に抜き取ります。


・ジャガイモの除草・追肥・中耕
ジャガイモの芽が出てくると、雑草も目立ってきます。
こまめに除草し少しずつ土寄せをしていきます。
特に春の大風で倒れるのを防ぐために、芽かき後早めに土寄せをします。
収穫時期になって芽が土から顔をださないようにするためにも大切な作業です。
イモ類に肥料のやりすぎは禁物です。
始めてジャガイモを作ったとき、多肥料は多収穫になると思い、土寄せのときにたっぷりと施したのですが、全くの肥満児になり、虫もたくさんつきました。
しかし、やせた土地で少ない堆肥の場合はもちろん追肥も必要です。

有機野菜:無農薬ジャガイモ@

・無農薬ジャガイモの栽培
無農薬ジャガイモの栽培は、少し注意さえすれば誰でも作ることができます。
台所の片隅で芽を出してきた芋も種芋になり、ある程度の収穫はできますが、茎や葉が黄褐色や灰色になって枯れたり、疫病にかかってしまう恐れがあるので、新しい種芋を購入した方がよいでしょう。
種芋は2月初旬に園芸店でまとめて買うとだいぶ安くなります。種芋1個から、10〜15個の収穫が望めます。


・ジャガイモ栽培の場所
ジャガイモは、なす、ピーマン、トマトなどと同じナス科なので、これらの後地は避けて、作付けします。
また、広い場所を使うので、後先を考えずに植えてしまうと、芋だけでなく、ほかのナス科の作物も作れなくなってしまいます。
寒くなると表土が凍結する恐れがあるので、なるべく晩秋ごろまでに除草して、土を起こしておきます。
植えつける1週間ほど前に苦土石灰をまいて耕しておきます。

有機野菜:有機野菜の効果

有機野菜:有機野菜は何がちがう
「有機野菜はおいしいし、体にもええ、安全やし安心や!」果たしてどうなのでしょうか。
有機野菜は正しくは、化学的に作られた肥料と農薬を使わず育てられた野菜です。
ここでは肥料についてみてみましょう。
 有機質肥料だけで育てた野菜がおいしいか、また健康によい成分がたくさん含まれているかどうかを調べた試験研究はたくさんあります。
その中には味がよく、糖類、ビタミンC、ミネラルなどの成分が多くなるというものもありますが、差がないものや、かえって劣るという報告もあります。
当センターのホウレンソウを用いた試験でも、大きな差がないという結果になっています。

また、おいしさなどの質のちがいは肥料の種類ではなく、その量と効き方の問題だという報告もあります。
今までの考え方や研究手法では、有機野菜の質のちがいを、明らかにすることはむずかしいようです。
次に安全、安心はどうでしょうか。今、野菜の硝酸が問題になっています。
硝酸はヒトの体内で一部亜硝酸に変わり毒性を示したり、発がん性物質ができるおそれがあるといわれています。
おおざっぱに言えば、できるだけ硝酸の少ないものが安全で安心して食べられる野菜ということです。
有機質肥料で育てたものはどれも硝酸が少ないのでしょうか。

野菜は有機質肥料の窒素を一部アミノ酸など有機のかたちで吸収する例もありますが、ほとんどは土の中で分解された無機の硝酸やアンモニアです。
たしかに、窒素の量を同じにして土に施したとき有機質肥料のほうが野菜の硝酸は少なくなります。
しかし、いずれにしても、野菜の硝酸がどれだけ多くなるかは窒素の量、つまり施す肥料の量や土に残っている窒素の量が問題なのです。

これが多過ぎれば有機野菜といえども硝酸を体に貯めこむことになります。
ところで、目の前で売られている有機野菜が本当に無化学肥料なのかも問題です。
これには検査認証制度があり、検査員が農家の野菜の育てかたを調べ、確かめられています。
農薬も含め基準に合格したものには有機JASマークがつけられています。
科学的には窒素の同位体というものの割合から調べる方法も提案されています。
 このように、無化学肥料で育てられた有機野菜は何がちがうのか。
関心の高さのわりに、そのすがたは充分とらえられていません。

しかし、有機質肥料はもともと食品産業や畜産農家などから出るゴミがほとんどです。
そのまま捨てられれば、環境を汚す恐れがあるものです。
これらを肥料など資源として再利用するという意味から、有機野菜はちがうのだということができます。

有機野菜:有機野菜はおいしい

有機野菜:有機野菜はおいしい
安全性も重要なポイントですが、おいしくなければ続きません。
自然館の野菜を一度食べてみてください。
特に、人参・トマト・セロリ等は味の違いがよく分かると評判です。
甘くて味が濃いので、調味料も少なくて済みます。
一年じゅういつでも食べることが出来ないのが残念ですが、旬の味を十分楽しんでいただけます。

・信頼できる店を選ぶ
農薬や化学肥料は目に見えません。
法律が整備されていない以上、信頼できる店で購入するのが一番です。
過度に疑う必要はないのですが、市場には生産量をはるかに超えた有機野菜が出回っていると言われています。
有機野菜は生育が天候に左右されるので、一般の流通には不向きな商品です。
生産者とのパイプが太い信頼できる店を選びましょう。

有機野菜:有機農産物の話

有機野菜:有機農産物の話
最近になってやっと、日本にも「オーガニック法」に近いものが出来ました。
「農林水産省のガイドライン」と呼ばれているものです。
これによると、3年以上農薬や化学肥料が使われていない田畑で育てられた農産物に「有機農産物」と表示することが認められています。しかし、これには罰則規定がありません。この不十分な点を補うためにガイドラインの見直しがすすめられています。

・化学物質は避ける
現在社会には、多くの化学物質が存在しています。
知らず知らずのうちに、体内に蓄積してゆき最後は身体がそれに耐えられなくなり病気になってしまうこともあります。
これらの化学物質のほとんどが毎日の食事から体内に入っているといわれています。
全部を拒絶することは困難ですが、量を減らすことは可能です。

有機野菜:オーガニック

・有機野菜って何?
有機野菜という言葉が最近よく使われていますが、有機とは本来英語の「オーガニック」から来ています。
 しかし日本では、一般の野菜が無機肥料で育てられているのと区別する意味で使われています。
 残念ながら有機肥料で育てられた野菜が全て有機野菜と呼べるわけではありません。
 農薬や除草剤、殺菌剤が使われていることがあるからです。


・オーガニックとは
それでは、「オーガニック」とはどういう意味でしょう。
外国には「オーガニック法」という法律を持つ国が多くあります。
それによると、回りの田畑から完全に独立していて、科学的な物質を使用しないで育てられたものだけをオーガニックと呼ぶことが出来ます。
定期的に、視察や検査が行われており、この法律に違反すると罰せられます。

有機野菜:減農薬

 ところで、そもそも有機野菜とは何だろう。
 農水省のガイドラインは「農薬と化学肥料を三年以上使っていない農産物」と定義している。
 だが、実際には無農薬野菜も、いくらか農薬を使用した「減農薬」野菜も同じ「有機」コーナーで売られることが多く、消費者には分かりにくい。

 基準あいまい 減農薬も混在

 「減農薬」といっても、欧米に比べ栽培基準があいまいで、違反した場合の罰則規定もない。
 農家や流通業者の間では、国の対応の遅れを指摘する声が強く、「値段だけ高くて信用できない品が一部で出回っている」との声もある。

 京都で十五年間、有機野菜を扱っている「菜花」店長、伊藤雅文さん(47)=左京区田中関田町=は「小売店と生産者の信頼関係が第一」という。
 農家と直接話し合い、畑を見て、互いの人柄まで理解し合う。
 「天候によっては、どうしても農薬を使わなあかん時もある。大切なのは、それを隠したりしない人間関係や」

 池端さんも伊藤さんも、農家からの情報はお客にも伝える。
 売り上げにひびく事でも正直に伝えるのが、地域密着の店のよさだという。

 自治体が独自の栽培基準を設ける動きも出てきた。
 東北や九州地方を中心に現在、約六十の市町村が基準を設定している。

 京都市では、市内の有機栽培農家でつくる「京・有機の会」(長沢源一会長)が農水省のガイドラインに沿い、より厳密にランク分けした基準をつくり、「市の公認基準に」と働きかけている。
 市も「来年度以降の早い時期に検討委を設置したい」(農業振興整備課の話)という。

 もともと、農作物は土質や気候に左右される。
 ある農家は「国が画一的に線引きするよりも、各地の風土に合った基準で栽培する方が、結果的に安全な野菜ができる」と話す。
 消費者も自然食にこだわるなら、単なるラベル重視ではいけないのかもしれない。

有機野菜:販売A

 有機野菜:販売A
 山科区内の大手スーパーも、一年半前から有機野菜コーナーを常設した。
こちらも値段は一―五割高だ。買い物客の主婦(34)は「味が濃いし、体にも安心。価格は気になりません」

 有機野菜の専門店も増えてきた。
 池端秀則さん(35)=上京区新町通一条上ル=は二年前、脱サラして自然食品店「エナジィ・ママ」を始めた。
 扱う野菜は原則として完全無農薬・有機肥料栽培に限る。自ら近郊の農家を訪ね、納得のいく物を厳選する。

 店にある約五百品目も、すべて自然派にこだわる。
 国産小麦や天然酵母を使ったパン、抗生物質などを一切、与えず飼育した豚肉も人気だ。
 「主なお客さんは女子大生や若いお母さん。美容や子どもの健康に一番関心のある世代です」と、池端さんは話す。

 最近は、レストランやそう菜店、コンビニなどでも「有機(オーガニック)」がもてはやされている。
 自然食をうたう店は、ざっと調べただけで京滋で八十店以上にのぼる。

有機野菜:販売

有機野菜:販売
「有機野菜が注目される」ワケ

 「有機栽培」の野菜が売れている。
有機野菜は農薬や化学肥料を使用しない、または使用を抑えた作物を指し、「健康的で環境にもやさしい」と全国的にブームを呼んでいる、という。
その一方で、「安全性は確かなの?」など素朴な疑問もある。いまや二千五百億円市場ともいわれる有機栽培品が、気になる。

 農家との信頼あっての話ですが…
 値段より安心?

ずらりと並んだ有機野菜。値札には
生産者の名前も書かれている(京都
市上京区の「エナジィ・ママ」) 
 京都市下京区の百貨店は今、食品売り場に二種類の大根を並べた。
一方は、通常栽培の大根で一本二百円。もう一方は、低農薬有機栽培で一本二百五十円。
サイズはほぼ同じだ。

 昨年四月に大分県の農場と直接契約し、四季折々の有機野菜を仕入れている。
大根のほかタマネギやホウレンソウ、ナスなど常に十数種類が並び、どれも「有機栽培」のシールが付く。
値段は高めだが、当初は月約五十万円だった売り上げが、一年足らずで倍になった。
「不景気も関係ない」と、担当者は胸を張る。

有機野菜:流行

有機野菜:流行
こうした中で、
「身土不二」(自分の身体と土は不可分。だから、地場で採れたものを食べよう)
「医食同源」(食べる事は癒すことと同じ)
「フードマイル」(食べ物が届くまでの距離を短くし、環境への負荷を少なくしようという運動)
「地産地消」(地域で生産されたものを地域で消費する)
「スローフード」(ファーストフードに対しての意味と、地域の循環の中でゆっくり時間をかけて作られた食べ物)
の考え方が広がってきたのは、自然な流れです。「豊かさ」や「安心」は、おいしさのひとつだからです。
こうして、自分たちが住む町や村の美しい景観=山紫水明を守ろうとする動きや、「土や水を汚さない」運動が一層強まり、学校給食でも地場の生産物を取り入れる試みがどんどん広がって、地域によっては義務付けらるようになってきています。
有機農業には、こうした豊かな側面があり、一つひとつが有機農業の多様性にぴったりあてはまる言葉です。
だからこそ、食べ物は大事だし、新たな命、環境、力を生み出すものと言えるでしょう。

食べる人、作る人、運ぶ人、売る人、全てが全体のシステムの中で、有機農産物を食べてほしいと願います。
「有機農産物」を食べることは「命と環境」を創出すること。消費者は食べる事を通じて、有機農業を支え、土づくりに参加することになります。有機農業の生産システムで生産された農産物を食べるということは、自分の身体を生産すると同時に命と環境を創造させる生産的な行動であることをぜひ理解していただきたいし、伝えていきたいと思います。
有機農業は「生命」を循環させるシステムであり、「生命」を持続させるシステムです。そして、消費者は有機農産物を通じて、消費を命の創造へと転換できる力を秘めています。有機農業を購買の面から支えることは、その背景にあるたくさんの豊かさを知ることであり、次の世代に投資することなのです。言い換えれば、有機農産物の「消費」は次の創造を生み出し 、次のサイクルへと繋がる「創造的な消費」と言えるのではないでしょうか。

すべての人々の健康と幸福を追求する、豊かな有機農業の世界を、有機農産物を手にするあなた自身が、きっと感じていただけるでしょう。
「新しい命と環境を育む仕事」を、ともに進めていきましょう

有機野菜:有機農産物

今、消費者にとって「食べ物ができる経過と仕組みがわかること」はとても重要。
しかし、毎日、口にするすべての食べ物の履歴を知ろうとするのは、かなり困難なのも現実です。

有機農産物が注目されているのは、
一つには、有機JAS規格が消費者にとってわかりやすいこと。
二つ目は、食べ物を選択する上で重要なポイントである〈トレサービリティ〉が確立されていること。
があると思います。
食品流通が非常に複雑化している中において、有機農産物の流通は、シンプルで明確なシステムで成り立っています。

さらに、食を巡るさまざまな問題が発生する中で、消費者としての意識が変化しているのと同時に、「食べ物」そのものへの意識の変革があると思います。
それぞれの人々の生活や生業(なりわい)は地域や環境と切り離せないのに、「食べる」という行為だけが分断されていることに疑問を感じ始める人が増えてきました。
本来、「いただきます」は、目の前に食べ物としてある“命”への尊厳と感謝=「ありがとう。(命を)いただきます」の言葉なのに、遠い外国から複雑な経路で食卓に辿り着いた食べ物に、違和感を感じるようになってきたと思うのです。

有機野菜:信念

有機野菜:信念
 自然界のシステムやサイクルと総合的に共存、共栄すること
農業システムやその周りの(山林・野生生物等を含む)環境の遺伝的多様性を保持すること
土壌の生物的・化学的・物理的バランスを維持するような土づくりを行なうこと
有機物・栄養素・微生物等生産資材についてはできる限り地域内のシステムの中で使用すること
地域農業システムにおいて再生可能な資源をできる限り使用すること
生産資材・容器・梱包資材等できる限り再生可能、リサイクル可能なものを使うこと
すべての家畜に対して、それらの生命を尊重し、それらの生理的欲求と健康な生活環境を可能な限り確保すること
農業活動に起因するであろうと思われるすべての汚染を回避すること
栄養価の高い食物を、量的にも十分生産すること
生産・加工・流通・消費など、有機農業にかかわるすべての人々の健康と幸福を追求すること

有機栽培:大地の産物

植物も動物も大地の産物
植物が豊かに育つのに必要な元素は、全部で16種類。炭素・水素・酸素は、根っこから吸う水と空気中の炭酸ガスから供給されますが、
大量要素:窒素・リン酸・カリウム
中量要素:マグネシウム・カルシウム・イオウ
微量要素:鉄・ホウ素・胴・亜鉛・マンガン・モリブデン・塩素
は、土から取り込まなくてはなりません。
だからと言って、化学肥料を投入するのは、養分保持の機能だけを追及しており、生きた「土」を育てるという方向がないのです。
人間も例外ではありません。
人間の体をつくる元素の一粒一粒の構成は、健康な土と同じなのです。
健康な土に育まれた野菜は、健康な体を創る力、人をいきいきさせる力です。豊かで幸福であり続けたい人間にとって、「有機的」であることが健康であり続けることではないでしょうか。

有機農業は「土から口まで」を管理するシステムです。全体の管理システムの中で生産、選別、輸送されている農産物です。土づくりから食卓まで、化学合成物質に汚染されていない生産システムは、環境に負荷をかけないように管理されているのです。

「有機農業」とは、化学合成農薬や肥料を使わないという意味だけでなく、ひとつの食べ物から豊かな地球を創造すること。言い換えれば、豊かな地球を食べることができる幸せを享受すること。
有機農業は、自然と人を“いきいき”させる力なのです。

有機野菜の良さ

私たち人間は、単独で生きることはできない。土の中の微生物から、昆虫、魚、植物、動物等の生き物、そして、水、大気などすべてのものが複雑にバランスをとって生態系を形作り、その中で生かされている。
しかし、人間は近年、水や土、大気を取り返しがつかないほど汚染し、地球の生態系を破壊しつつある。私たちが何を食べ、どう暮らすのか――日常の一つひとつの選択が地球全体に影響を与えているのである。
生命のための食物を生産する農業も、農薬や化学肥料に頼り生態系を無視すれば、そこに生きる人間の暮らしや健康を損なうだけではなく、自然環境に重大な汚染をもたらすことになる。
私たちは、あらゆるもののつながりのなかで生きていることを深く自覚し、他の人々や生き物、自然をできる限り損なわないような方法で「共生」するための持続可能な有機農業を行ないたい。
そのために、上記の理念に基づいて基本目標と基準を定める。
大気・土壌・水などの要因によって引き起こされる汚染については、個々の有機農産物生産者の努力だけでは避けられないことがある。しかし、本基準に定めるような管理方法が確実に行われていれば、農薬や化学肥料に頼る方法に比べて、ごくまれな場合を除いては、農産物やそれを原料とする食料品への危険物質の残留量は極めて低いレベルであり、定められている最大残留許容量を超えることはないと考えられる。………
《「共生」を目指す農業−POFA基準 前文より》

☆有機農業は、自然
・有機農業は、自然と人を“いきいき”させる力です
野菜は、種があればできるというわけではありません。
畑があり、作り手があり、村があり、これらを包む自然があって、はじめて野菜ができるのです。
土の中には目に見えない微生物もいて、外には昆虫や動物などの生き物もいます。そしてそれらを包み込むように、水や空気も存在します。
野菜をつくる要素の一つひとつを尊重し、大事に考えること。それが有機農業です。
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