有機栽培:有機栽培における病害

・有機栽培:有機栽培における病害
無農薬野菜の病気には、土壌細菌によるものと、生理的障害とがあります。
土壌細菌が原因の青枯れ病や立ち枯れ病にかかってしまったら、他の株にも伝染するおそれがありますから、見つけ次第抜き取って焼却するようにします。
連作障害による病気は防ぐことが難しいですが、多くは窒素過多などの肥料のやり方が原因です。
窒素過多は他にもウドンコ病などの、生理的障害を無農薬野菜に与える原因にもなります。

・有機栽培における虫害
アブラナ科の野菜の葉を食害してしまう青虫、白菜やキャベツを葉脈だけにしてしまうヨトウ虫、種類に関係なく根と茎を切り離してしまう根切り虫などを始め、多くの虫が有機野菜には集まります。
害虫や益虫というのは人間の勝手な区分けと言わざるをえませんが、無農薬野菜を作るためには、無農薬野菜に害を与える虫はせっせと捕殺します。
アブラムシに関しては、窒素肥料を入れすぎないようにして、窒素のやり過ぎによる発生を防ぐようにします。
また、アブラムシは、牛乳や煙草の吸殻液に粉石けん(合成洗剤は使用しません)を混ぜて、スプレーで噴霧することでも防除できます。
ただし、晴天の日の午前中に行います。

・有機栽培における鳥の被害
夏野菜には烏、冬野菜にはヒヨドリ、種を蒔けば鳩など無農薬野菜は多くの鳥に狙われます。
ひどい地域では、トマト、トウモロコシ、落花生、スイカなどは、収穫間近に烏に全滅させられるケースもあります。
烏は特に好奇心旺盛な鳥で、食べもしないのに、キュウリやナスにもいたずらをして、穴を開けたりします。
正月を過ぎると、ヒヨドリが畑を荒らし回ります。
キャベツなどは芯まで食われ、白菜、ほうれん草を始めとする葉もの、サヤエンドウなどの葉を食害します。
鳩が狙うのは種か、出たばかりの無農薬野菜の新芽です。
タグ:有機栽培

有機栽培:有機栽培における間引き

・有機栽培:有機栽培における間引き
苗の生育を揃えるためには、間引きは欠かせません。
一般的には、生育遅れや病虫害にかかった苗を抜きます。
しかし、人参や大根の場合は、生育しすぎな大きな苗と生育遅れの小さな苗を間引き、中くらいの生育の苗を残します。
生育しすぎの苗は裂根したり、すが入ってしまうからです。
生育遅れの苗は大きくなりませんので、間引きます。

・水やり時の注意点
家庭菜園での生育不良の原因は色々ありますが、連作障害を除くと、水不足によるものが多いです。
ジョウロでの水やりは表面だけは濡れますが、深くは浸透してくれません。
下に向かっている根が水を求めて浅く張ったりするので、逆効果のことが多いです。
ジョウロでの水やりは避けましょう。雨量で3cmぐらいの水を撒かないと、地下水と直結しません。
水やりは、バケツ1杯の水(おおよそ20?)を1uにどっと撒くくらいでないと意味がありません。

有機栽培:昼夜水に浸した方が良い種

種の殻が硬いものや、発芽揃いよくしたい野菜の場合は、種を1昼夜水に浸した方が良い。
@殻が硬い種。エンサイ、オクラ、ツルムラサイなどです。
A発芽揃いを良くしたい野菜。牛蒡、トウモロコシなどです。

・有機野菜の種の蒔き方
種の蒔き方には4種類あります。バラ蒔き、条蒔き、点蒔き、千鳥蒔き(植え)です。
@バラ蒔き。小さい野菜向きで、畝全体種を蒔きます。
A条蒔き。苗床に種を蒔く場合や、畝を横切りに使う場合や、葉もの野菜の種蒔きなどに向いています。
B点蒔き。大きく育つ野菜向きで、あらかじめ株間を決めて種を蒔きます。
C千鳥蒔き(植え)。点蒔きをする時で、畝幅が狭い場合に、条間を広げるための方法です。

・種蒔き前後の鎮圧
条蒔きの場合は角材などで鎮圧して蒔き溝をつくり、点蒔きの場合は瓶や空き缶の底などで、鎮圧して蒔き穴をつくります。
土が軟らかいと、水分が下から上がってこないので要注意です。
種を蒔いたら、土をかぶせて、発芽しにくい種は再度鎮圧します。
種蒔き直後に雨に叩かれると、土の表面が板のようになったり、種が流されたりするので、特に細かい種の場合には、新聞紙でおおうなど、寒冷紗をしたほうが良いでしょう。

有機栽培:株間に注意する

夏野菜の苗を植える時は、特に株間に注意しましょう。
苗の間は草丈も低く小さいので、ついつい密植しがちになってしまいます。
株間はその野菜が最も生育した時を想定して決める必要があるでしょう。
最大生育時に、隣り合った株の葉先同士が軽く触れ合う程度の間隔になるのが望ましいといえます。
そうすると、日陰になる葉も少なく、風通しも良くなり病気も出ないでしょう。
ただし、タマネギ、ニンジンなどは多少の密植が必要となります。

・有機野菜の種蒔き
野菜は、日の長さ短さや気温によって、生育の周期が決まっています。
また、春と秋に栽培できるからといって、適切な品種を選ばないと、さっぱりものにならないことが多いです。
例えば、ほうれん草の場合、日本ほうれん草は秋蒔きはできますが、春に蒔くと、すぐとう立ちしてしまいます。
また、白菜や大根、玉葱のように種蒔き周期が極端に狭い野菜があります。
こうした場合には特に注意して種蒔きをする必要があります。

有機栽培:追肥の注意点

追肥には、過石(過燐酸石灰)、硫安、塩化加里などの単肥を上手に使い分けた方が良いでしょう。
追肥は絶対に根元にはせずに、根元から離して追肥します。
追肥したら土を被せ、すき込むか、土の中に入れましょう。
生育後半になったら、雨前に過石(過燐酸石灰)を撒きます。
土は被せなくて良いでしょう。
過石(過燐酸石灰)の追肥は、茎葉を堅く引き締め、甘味を増します。
その他、根のあるところに、窒素肥料を追肥しないようにも注意しましょう。

・畝立ての時期と注意点
過石(加燐酸石灰)を撒いてすき込み、深さ30cmほどの土を良く耕します。
そして、土中堆肥の材料を入れて、畝を立てます。タネ蒔きや植え付けの2週間から2ヶ月前くらいには畝立てを終えておきましょう。
特に、鶏糞、米ぬかなどの有機質肥料をすき込む場合は2カ月以上前で無いと病気が出る恐れがあります。
完熟堆肥を長年入れ続け、土が良くなっている畑なら、1年は耕さない方が良いでしょう。
土の中に酸素が多すぎると、野菜の生育に良くないからです。
畝の高さは一般的に、乾燥してる方が良い野菜や根もの野菜は畝を高くし、乾燥に弱い野菜は畝を低くしましょう。

有機栽培:完熟堆肥が無理なら土中堆肥

土中堆肥とは文字通り、土の中で堆肥をつくったものです。
完熟堆肥と違い技術も経験も手間も必要ありません。
タネ蒔きや植え付けの2週間以上前には済ませておきましょう。

・土中堆肥の材料
土中堆肥の材料としては、落ち葉、雑草、残菜、生ゴミ、稲わら、麦わらなどがありますが、種類は多いに越したことはないでしょう。
これらの粗大有機物を入れて踏み込みます。
そして、発酵剤として米ぬかや鶏糞などを入れ、それに過石(加燐酸石灰)をくるみます。
その上に粗大有機物を再び入れて、土をかぶせます。
米ぬか、鶏糞などの有機質肥料は、土中堆肥に使うようにし、必ず土の中に封じ込めるように注意しましょう。

・元肥の施肥の方法
元肥の施肥の方法としましては、前面施肥、局所施肥、条間施肥の3つがありますが、タネ蒔きや植え付けの2週間前には施肥しておきます。前面施肥は生育期間の短い葉ものに適しています。
局所施肥は生育期間の長い野菜で、1条植えするものに適しています。
条間施肥は成育期間の長い野菜で、2条植えするものに適しています。

有機栽培:有機肥料と複合肥料

肥料には、動植物を原料にした有機質肥料(堆肥、鶏糞、米ぬかなど)と、単肥(過石、硫安、塩化加里など)や複合肥料(化成肥料など)のように、科学的につくられた無機質(科学)肥料とがあります。

・化成肥料は実は使いづらい?
化成肥料には、三大要素といわれる窒素、燐酸、加里が一定の割合で含まれています。
畑は一般的に加里過剰になりがちですが、化成肥料を使うと、窒素だけを効かせたい場合でも、加里が加わってしまい、野菜が軟弱になって、病気が出やすくなります。
生育後半には、燐酸だけを効かせたい場合にも、窒素まで撒くことになってしまいますので、野菜に尻腐れを出すことがあります。

・化成肥料のかわりに単肥を使う
単肥は化成肥料に比べてはるかに値段が安く、効き目が確かです。
燐酸肥料としては過石(過燐酸石灰)が、窒素肥料としては硫安が、加里肥料としては塩化加里が使いやすいといえます。
野菜は肥料を与えなければ育ちませんが、肥料が入りすぎるとかえって野菜がつくりにくくなります。
単肥を上手に使い分けた方が、より効果的に野菜を育てることが出来るでしょう。

・無農薬野菜のための完熟堆肥
完熟堆肥をつくるには、技術と経験と手間が必要です。
上手に材料を積み込んで、温度を上げて発酵させて切りかえさねばなりません。
なかなか発酵させられず、腐らせてしまう場合が多いのです。
その結果、手っ取り早い化成肥料や石灰、鶏糞などの有機質肥料が撒かれ続け、土がどんどん荒れていくケースが度々見受けられます。

有機栽培:石灰の代わりに過石(過燐酸石灰)を使用してすき込む

通常の畑には、石灰の代わりに過石(過燐酸石灰)を撒いてすき込んだ方が良いです。
過石(過燐酸石灰)には粒状、粉状の二種類がありますが、どちらでもかまいません。
過石(過燐酸石灰)は水溶性の燐酸肥料で、中性です。
燐酸17.5%、硫酸カルシウム60%が含まれています。
燐酸は土に含まれている鉄やアルミニウムと結合し、水に溶けにくい化合物をつくってしまいますが、カルシウムと硫黄の効果があります。
過石(過燐酸石灰)一握りでおおまかに100グラム程度なので、一握りの過石(過燐酸石灰)を2uの見当で撒いてすき込みます。
量は少々入れすぎ程度でも害はありません。

有機栽培:むやみに石灰を撒かない

ツクシやスギナが生えているようなよっぽど酸性が強い畑以外は、石灰は撒かない方が良いです。
石灰を撒くことにより土がアルカリ化し、しいてはカビの繁殖を助けるので、野菜に病気が出やすくなります。
ホウレンソウ、キュウリ、タマネギ以外の野菜は、土はいくらか酸性の方が、初期成育が穏やかで病気が出ません。
酸性に弱い野菜の代表といわれるホウレンソウでさえも、石灰を撒いたからうまく育ってくれるかといえば、そうとは限りません。
酸性雨によって、土が強酸性にでもなった時には必要になるかもしれませんが、通常の畑には石灰は必要ありません。

有機栽培:無農薬野菜の肥料の3要素

・有機栽培:無農薬野菜の肥料の3要素
無農薬野菜栽培のための肥料は、植物に含まれる要素は30以上もあり、そのほとんどは土から吸収されています。
それらの肥料の中で特に不足しがちな、窒素、リン酸、カリを、肥料の3要素と呼びます。
有機肥料でも例えば米ぬかはリン酸、油粕は窒素が多いなど、成分も様々ですから、これがわかると追肥のときに役立つことはもちろん、堆肥を積むときの土にあわせて調節できるのです。

・無農薬野菜の肥料の3要素の働き
無農薬野菜の肥料の3要素の働きとして、窒素、リン酸、カリが相互に密接な関係をもち、しかもそれぞれの働きをするから無農薬野菜にとって、最大の効果を与えてくれるのです。
窒素の働きは、葉緑素を作り、茎葉を茂らせます。
なので、葉、茎を目的とする野菜に多く用いられます。
リン酸の働きとしては、植物の育つ部分に必要で、よく花を咲かせて、果実を作ります。
カリの働きは、タンパク質、デンプンを作り、植物体を丈夫にします。
また、この肥料の3要素のほかに、カルシウムやマグネシウム、微量要素の鉄、マンガン、亜鉛などがあり、その中のたった一つでも足りなくなると、育ちが悪くなります。
全ての要素がバランスよく含む植物を主体として、堆肥を積んだり、有機質を土に返すことが、肥料施用の上でも、もっとも基本的なこととなります。

有機栽培:無農薬野菜栽培の土壌

・有機栽培:無農薬野菜栽培の土壌
無農薬野菜を栽培するためにはどのような土壌がよりよいのでしょうか?
実際に畑を耕し、堆肥をたっぷり入れた土は、フカフカで、雨に打たれても硬くなりません。
また、日照りが続いても表土を少し除くと、しっかりと土が現れますし、長雨で水がたまりません。
こういった土を起こす時は、鍬の重さだけでスポッと土の中に入るので、自然に耕土も深くなり、根が健康に育つため、肥料の吸収もよくなります。
また、有機物が分解する過程で、微生物の働きも活発になるので作物が健康に育ちます。

・酸性土壌の日本
雨の多い日本では、石灰分や苦土などのアルカリ性物質が水に流されて、土壌が酸性に傾きやすくなっています。
野菜は種類によって土の酸性やアルカリ性に対する好き嫌いがありますが、だいたいの作物は、中世か弱酸性の土によく育ち、酸度が防げられます。
特にほうれん草、えんどうなどは敏感で、ほうれん草を蒔いて育たない畑は、ほとんどの場合が酸性土壌と考えてもよいくらいです。
そのときは苦土石灰、または草木灰を加えることで、酸度を弱めるようにしたりします。


ポストハーベスト:有機栽培

ポストハーベスト農薬?:有機栽培

「ポストハーベスト=収穫後」の意味です。

 栽培中に使用する農薬でなく、収穫後に、主として保管中の防虫対策に使用する農薬をポストハーベスト農薬といいます。

 収穫してから使用するので農薬の毒性・危険性がそのまま残る可能性が高いとさせています。外国から輸入される穀物は、ほぼ全面的にこのポストハーベスト農薬が使用されており、安全性上、大きな問題になっています。

 有機栽培のものは国内産のを買いましょう。

オーガニック=有機栽培

オーガニック=有機栽培

 オーガニック(有機栽培)とは科学的に合成された肥料及び農薬の使用を避け、自然循環機能の維持増進を図ることによって自然に配慮した土作りをし、人間の体に安全な食料生産を目指す栽培法のことですね。

 そのためオーガニック(有機栽培)の農産物はより地域環境や安全性に配慮した農産物ということができるのです。

 オーガニック(有機栽培)農産物及びオーガニック(有機栽培)農産物加工食品のJASに合格した食品には、オーガニック(有機栽培)JASマークが貼付されます。
 このオーガニック(有機栽培)JASマークが付されたものでなければ、「オーガニック(有機栽培)トマト」「オーガニック(有機栽培)納豆」等の「オーガニック(有機栽培)」の表示をすることはできないのです。

 オーガニック=有機です。オーガニック、有機と名がつくだけで、からだに良いというイメージを持ってしまいます。わたしもオーガニックものは大好きです。

 でも、オーガニックは薬ではありません。だから、からだに良いのではなくて、からだに悪くないというだけなんですけどね。
 薬ではないということは重要です。あまり大きなことを期待しないで楽しんで食べるのがオーガニックです。

環境ホルモン:有機栽培

環境ホルモン:有機栽培

 環境ホルモンは内分泌撹乱物質といわれ、オスをメス化させたり、また、免疫抑制等の害が大きな問題となっています。
 有機栽培でも気をつけなくてはいけない事柄ですね。

 環境ホルモンとしては、ダイオキシンをはじめ、農薬のDDT等や除草剤、プラスチック関係ではスチレンやビスフェノール等があります。

 これらの物質はいずれも生体濃縮するのが特徴であり、ピコグラム(1兆分の1)という極微量で悪影響がでることが特に重要な問題です。
 環境ホルモンの少ない有機栽培野菜を食べたいものです。

 有機栽培の野菜の魅力はいろいろあります。

有機JASマークA:有機栽培

有機JASマークA:有機栽培

有機JASマークについてA

 この有機栽培の認定を受けるには費用がかかるといいます。有機加工食品は農作物よりもさらに高額な費用になっているそうですね。

 しかも有機栽培の検査を受けるためには時間も手間もかかってしまいます。有機栽培の認定を取ったとしても割りにあわないこともあるようですね。
 そのために、実際にはオーガニックであっても有機栽培の認定を受けていないものもあると聞きます。

 これらのものには、たとえオーガニックであっても有機JASマークはつきません。しかしながら、マークのないものが必ずしも品質が劣っているとは限らないので判断が難しいです。

 迷う場合は有機JASマークのあるものを買うのが安心です。

有機JASマーク@:有機栽培

有機JASマーク@:有機栽培

有機JASマークについて@

 有機肥料を使った、農薬を減らした、というだけで勝手にオーガニック、有機と名乗るものもあるようですので気をつけましょう。国際基準の認定機関が認めなければ、オーガニック、有機を名乗ることはできないのです 。

 日本ではオーガニック、有機の認定を受ければ有機JASマークがついていますよ。国内生産のオーガニック食品を購入しようとするときは、確認することを心がけてください。
 
 インチキ商品には手を出さないように、逆に危険ですからね。

清浄野菜:有機栽培

清浄野菜:有機栽培

 野菜の出荷箱や出荷袋にこのロゴがあるのをみかけられたことはありませんか?なんだか有機肥料を使って作った農作物っていう雰囲気があります。

 でもほんとは逆なんですよ!!

 戦前や昭和30年代までは 人のし尿を発酵させたものを農作物に使用していました。しかし、寄生虫の蔓延が問題となって この農法は次第に姿を消していきました。

 そこで 清浄=人のし尿を使用していない・寄生虫の心配のない化学肥料で作った野菜っていう意味で使用されはじめたロゴなのです。

 現在の家畜ふん尿たい肥や汚泥肥料には、大腸菌・寄生虫卵・О157・抗生物質・成長ホルモン・過剰な重金属・各種保存料・食品添加物・酸化防止剤など、さらには原虫/クリブトスポジウム・口蹄疫・鳥インフルエンザなどの疫病菌・ウイルスも含まれる可能性があるのをつけくわえておきますね。


 化学という名称で誤解をうけやすのですが、化学肥料の3大成分であるリンサンとカリ、これは れっきとした自然物なのです。おおまかにいうと リンサンは太古の鳥のフンなどで、カリは自然の海水中のカリ塩。
 のこりのチッソは空気中の窒素に水素を反応させて空気中から合成します。

 さて、どちらが、自然・安全・無農薬なのでしょうか?

マグネシウム欠乏:有機栽培

有機栽培とミネラル

ハウス栽培のマグネシウム欠乏

ハウス栽培におけるマグネシウム欠乏の一例。ハウス栽培では 降雨などに触れる機会が少なくなるので 欠乏症の発生する機会が多くなります。

未熟な家畜ふん尿たい肥を一度に多用したために その中に含まれるカリ・ナトリウム・塩素が マグネシウムの吸収を妨げます。土壌中にはマグネシウムが存在するのに植物が利用できない状態です。

 またマグネシウム欠乏は 先端部に障害が現れるホウソ・カルシウム欠乏とはちがって 植物体の下部に症状が現れます。

 「ミネラルの亜鉛を与えないラットは 凶暴になった」との実験報告をきいたことがあります。食肉の大量消費がはじまり、家畜の多頭飼育が一般化したのが昭和40年代以降です。

 大量の家畜ふん尿が日本の田畑にばらまかれはじめた時期でもあります。現在の日本の人間社会の混迷ぶりとミネラル不足の野菜は はたして無関係なのでしょうか。

マグネシウム欠乏:有機栽培

有機栽培とミネラル

ハウス栽培のマグネシウム欠乏

ハウス栽培におけるマグネシウム欠乏の一例。ハウス栽培では 降雨などに触れる機会が少なくなるので 欠乏症の発生する機会が多くなります。

未熟な家畜ふん尿たい肥を一度に多用したために その中に含まれるカリ・ナトリウム・塩素が マグネシウムの吸収を妨げます。土壌中にはマグネシウムが存在するのに植物が利用できない状態です。

 またマグネシウム欠乏は 先端部に障害が現れるホウソ・カルシウム欠乏とはちがって 植物体の下部に症状が現れます。

 「ミネラルの亜鉛を与えないラットは 凶暴になった」との実験報告をきいたことがあります。食肉の大量消費がはじまり、家畜の多頭飼育が一般化したのが昭和40年代以降です。

 大量の家畜ふん尿が日本の田畑にばらまかれはじめた時期でもあります。現在の日本の人間社会の混迷ぶりとミネラル不足の野菜は はたして無関係なのでしょうか。

アルカリ:有機栽培

アルカリ:有機栽培

・相撲の土俵は 石灰と塩で固める

コンクリートがなかった時代には、石灰と塩を土にまぜて土を固めたものでした。相撲の土俵や古い商家の土間などはこの方法で作られています。反対に 良い土、植物の生育の良い土は 通気や排水が良いやわらかい土です。

 たとえば家畜ふん尿主体のたいきゅう肥1dには食塩/ナトリウムが約5`ふくまれていると言われています。このナトリウムが土を柔らかくしている団粒構造をこわして、土の通気や排水がわるくなります。

 団粒構造が壊れた土は、水はけが悪く、しかも一度乾燥するとがちがちになってしまうのです。植物にとっても過剰な塩分は障害を与えます。漬物をつくるときに塩をいれるようなものといえば おわかりになるでしょうか。


・アルカリ化は野菜の要素欠乏をひきおこします

 過剰なアルカリは マグネシウムやホウソをはじめとした微量要素欠乏をひきおこします。いわゆるミネラル不足の野菜をつくってしまうわけです。
 
 野菜を切ったときに 新葉の先が真っ黒になり、ひどくなるとドロドロに腐ってきます。一見して外見は健全なものと区別がつきにくいので 余計に厄介な症状です。

 ホウソ欠乏の症状のでた畑の土は アルカリ化していることが多いです。対策としては欠乏したホウソを与えるよりも、むしろ土を微酸性にしてやることです。土壌中にはホウソは存在しているので効果があります。

土:有機栽培

土:有機栽培

ゆきすぎた「酸性改良」で、土はアルカリ化

「日本の土は酸性」なので 酸性を改良する目的で『土作り運動』が全国的に展開されてきました。

 土の性質をしらべもせずに、石灰やヨウリンさらに家畜ふん尿を材料とする有機物が 機械的に日本の田畑に施用され続けられました。こうしてゆき過ぎた田畑のアルカリ化が全国各地でみられるようになりました。
 
 ミネラルが不足する土壌は、アルカリの土壌です。ミネラル分がたとえ土壌にあったとしても、植物が利用しにくい形に変化してしまいます。

 さらにカリやナトリウムが土中に多くなると、植物のミネラル吸収を阻害してしまいます。

無農薬有機栽培とは?

無農薬有機栽培とは?

 いままでは有機栽培(オーガニック)といえば有機質肥料を使って栽培した農産物を有機栽培(オーガニック)農産物として表示して販売されていたんです。

 農家は化学肥料も使っている。農薬散布もいている。けれども有機質肥料を使っているので有機(オーガニック)農産物であるとして表示していました。
 
 農家も,販売者(卸売,小売店を含めて)も少しでも有機質肥料を使って栽培した農産物は(場合によっては全く有機栽培でない農産物までも)有機栽培と表示することで消費者の方々の好印象を得て高く売れると考えていました。

 また、実際に高い価格をつけて販売されていたと思います。

 近年、無農薬栽培、無農薬有機栽培、減農薬栽培、減農薬有機栽培などの名称で販売されるようになりました。

 ところが消費者団体等から無農薬栽培と有機栽培との違い、減農薬とはどれだけ農薬を減らした場合なのかなど表示があまりにあいまいだということで有機食品の表示に一定の基準が設けられることになりました。

 それがJAS認証制度です。              
 
 有機栽培とは一定の農場の圃場(ほじょう)で3年間以上、無農薬(化学合成農薬無使用)、無化学肥料(有機質肥料)で栽培した農産物であること。

 農水省が認定した有機認証機関(当農場では(財)自然農法センター)に有機農産物であることを証明するための(JAS)認証登録の申請書を提出し認証を受けた農家であること。

 有機認証機関より有機生産圃場として適格であり有機栽培農家であること
を証明する有機認定書が交付されていること等によりJASのマークをつけて有
機の表示をして販売すること


 が認められるという制度です。
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